ご生前のご功績を偲び、心からご冥福をお祈りいたします
まだ自分が二十歳にもなっていなかった頃、東京で奥村さんが使っていたキュー、それがTadだった。
新宿の東口でトンカツ定食が330円、ゲーム代は1人1時間320円だったね。そんな時にTad Cueは白ボーで7,8万円位、ハギが入ると20万円という値段だった。もっともビンボー学生の自分には手が届くわけもなく、ただ日系の人がロサンゼルスでキューを作っている…、そんな話を耳にしたのを覚えている。今から40年も前のことである。

最初にTadさんと直にお会いしたのは、多分25,6年前のことだろうか。私と家内と娘2人を連れてロサンゼルスのディズニーランドのすぐそばにあった工場へ突然おじゃまをした。行けばキューを買えるものと思って行ったのだが、全然相手にされずで、その後も何度か行ったが一本も直に買ったことはない。(まぁ最初に断られたのでそれ以降はお願いもしていないのだが。)
Tadさんは私が行く度に心を開いてくれて、一緒に食事をしてくれたり、いろいろとキュー作りについて教えてくれたり、いつも何かかにかを私の頭の中にのこしてくれた。キュー好きが高じてあちこちのメーカーに行ったけど、やはり日本語で教わる方がよーく頭に残るから、自分は随分お邪魔したね。

Tadさんが日本にいらした際には、仙台にも2、3度遊びに来てくれた。いつもお土産を持ってきてくれて、ごはんをご馳走してくれて…、BCAのイベントでもどこでも必ず何かしら話をしてくれ、教えてくれた。

Tadさん、いつも暖かいお心配りをいただき、本当にありがとうございました。
Tadさんは日本人の誇りです。安らかにお眠りください。
By Lucky菱沼
2003年7月 Tad Shop にて 2004年11月東京にて 2009年1月Ernieと訪問


メーカー名 TAD
製作者 Tad Kohara(父)
Fred Kohara(息子)
開始年 1963年〜
ショップ所在地 Stanton, CA
年産本数 約 80本