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宣言解除後もできる限りの自粛&予防に努めていることと思います。
「新しい生活様式」を取り入れながらお過ごしのカスタムキューファンの皆さまへ、
Lucky先生が数回にわけて世界の銘CUEをお届け致します♪
しばし現実を忘れて愉しんで頂ければ幸いです(^^)

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Vol,10 - @
Frank Paradise


コンディション:Vintage、1Butt1Shaft/Not For Sale


これは、おそらく私の生まれたころに作られたFrank Paradiseの作品。

その当時の1ピースのハウスキューから作られたもので、私自身、いつ、どこで、誰から購入したのかをまったく覚えていない…。

断わっておくが、決してボケているわけではない。
「試しに一本買ってみよう」と手にした類だと思う。

自分でも恐ろしいなと思うのは、購入した状態のまま30年以上ずっと保持していること。

だから全てオリジナルの状態。

製作されて60年程経ているが、未だにまっすぐ!!

昔のハウスキューから作られたことを考えると…、ベースのハウスキューは私よりずっとずっと年上なのだろう。

昔の木材は本当に良かったネ。



Vol,10 - A
Gus Szamboti


コンディション:Vintage、1Butt1Shaft/Not For Sale


これはGusがキュー作りをして最初に完成させてキューのうちの1本。

ものの本によれば、最初に製作した15本程をあちこちに売ったのだが、プラハギの接着が悪かったせいで後日クレームが出始めた。
そこでGusは、キューを買った人から再び買い戻し、真っ二つに切断して捨てた…、という話は有名である。

Gusが買い戻すことができずに残ったキューが、まさにこれである。シャフトが驚くほど長く、ハギも合わせハギではない。シャフトのニップルは割れ、繋ぐこともできない。

「撞けないキューなんて買うべきではない。」といろんな人に言われたが、Gusの大ファンである私にとっては使えるかどうかは重要ではない。作者の歴史に触れることができるキューは宝物である。
おそらく現存しているものはごく少数で、これを合わせても2,3本だろう、それ程珍しい。

この当時のメーカーは皆、1ピースのハウスキューをぶった切ってジョイントを付け、糸巻きをして装飾していた。それがキューメーカーであった。
でも、Gusは他人のパーツを使用して大恥をかいたことで外注することをやめ、全て自分で製作するようになった。

Gusが『最初の“カスタム”キューメーカー』と言われる所以は、実はこんなところにあったのである。
合掌。


次回も乞うご期待(^^)/

  
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