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こちらは一見すると『バラブシュカ??』と見間違うようなタイトリストのGinacue。
凄いのは、オリジナルのコンディションそのまま!ということ。
貝のドット等のインレイは手で削って入れたのだろうが、位置はどこも微妙にずれているあたりが実に面白い。フロントの大中小のドットでさえ一直線上にはなく、やはりずれているのだ。これが手作りの“味”なのだろうね。
私が購入してから大体30年程が経っているが、もちろん一度も撞いたことはない。今でもまっすぐである。
このモデルは1967年のGinacue 1stカタログにも載っていて、製作されたのは1962年か63年であるとはErnie本人の弁。
シャフトは2本ともしっかりとした12.9oと13.0o。先角材は象牙である。
今から60年も前のキューがこんなコンディション!?Ernieの仕事には本当に驚かされるばかりだ。 |