キュー作りに興味を持ったは良いけど、何も解らなかった17、8年前。
そこで出会ったのが Dennis Dickmanという これまた宇宙人のようなキューメーカーだった。
Dennisの求める授業料に対し、何も払えなかったDaveが差し出したのが労働力。
かくして無料で知識を得た代わりに精一杯頑張ったそうな。

それでも一足とびに独立、なんていう話はなく、
トラックの運転手をしたりして 土日の休みに作っていたのが ミシガンに住んでいた時代。

そこで現在の妻Cathyと出会い、彼女のサポートを経てアリゾナで独立したのがついこの前の2002年。
独立以前から誰も興味を持たなかったハバタフライポイントの魅力にはまり、
一時期それだけを作っては壊し、壊しては作った時代もある。

構造的にも強くなった現在のスタイルになったのが2006年頃で、ベニアを変えたり、ピンを変えたり…。
今ではリングに至ってはキューメーカーの誰もが一目を置く程の精緻さを出して、Daveの個性を表現している。

1シーズンごとに変貌を遂げていく姿は、まさにバタフライの如し、である。



2003

2004

2004

2006

2008

2009

2009






DaveのShopは広さは約20坪、旋盤が2台、そして大きなフライス盤が1台、
テーブルソーとバンドソーが1台ずつの 極めて小柄なワンマンショップである。

だが、ショップの中には大変な数の木材が整然と並んでいる。
1年間に製作されるDave Barenbruggeの本数から見て、これらは一体何十年分あるのだろうかと首を傾げる程だが、
一つ一つをきちんと整理して把握しているのがDaveの自慢。
どれ1つとっても大変美しい素材ばかりで、これがないとDaveの自己主張はできないとのこと。

そんなDaveにとって木材の仕入れはまさしく死活問題。
タイミングが合えば今でもカリフォルニアまで足を伸ばしたり、
ミシガンまで行 ってメープルを漁ったり、と 素材探しに忙しい。

機械化や効率化とは全く反対の方向へ歩み続けるDave Barenbrugge。
手抜きの無い、真のカスタムキュー、今だ進化中である。