●名前:Bob Manzino (ボブ・マンジーノ)
●Shop所在地:フロリダ
●製作開始:1994年
●12年間の通算製作本数:120〜140本
(Fancy Cueは約20本で、それらは4年程前から作り始めた)
ボブ・マンジーノというと、3〜4年前までは
ほとんど誰もその名を知らなかった。
今回は彼からの自己紹介を皆さんにお伝えします。


最初の数年間の作品は、Pool Cueとしてはもちろん悪い物ではないのだが、もし今手元にあったら全部ノコギリで切って捨ててしまうだろうネ。現在のレベルはかなりの部分で良い線を行っていると自分でも思う。デザイン的には、Thomas Wayneのような物も作り方はわかるし、フルタイムでやってみたいな。(現在は1年の半分が海の生活)
自分のキューの特徴は、『フラットフェイスのソリッドサウンド』。押し・引きを簡単に出来て、シュート力もある。そんなキューとして以前はサウスウエストが有名だったが、自分のキューはそれ以上の精密さとバランスコントロールがあると思う。
今はコレクター向け以外のほとんどがLuckyに渡っている。多分Luckyは世界で一番キューをよく知っているディーラーだと思うから、きちんと自分のキューを説明してプレイヤーに薦めてくれると思う。Luckyはもっと自己主張をすべきと思うネ。
フロリダは最高の土地、特に東海岸はね!!夏は海、それ以外はCue作りと人生を謳歌しているよ。昨年はハリケーンがあったけど、そんなのちょっとしたハプニングさ。毎年あるわけではないからね。日本にもタイフーンがくるだろ、それと全く同じで、そのために引っ越すなんて誰もしないだろう?
自分は今50歳で、これからがキュー作りとしては最高のシーズンになれば良いと思っている。海の上にいる時も、今はキューのデザインをスケッチしたり、新しいアイディアやデザイン上のトリックを考えることが多くなっているよ。まぁ、Dany(奥さん)の次に考えることが多い、ということにしていてくれ、ファッファッファッ…。




自分の基礎は他の皆と同じでリペアワークから学んだけど、Construction(構造)が一番大切だと思う。一つ一つのパーツがどれだけクリーンか、精密かは皆軽視しているように思えてならない。自分のレベルは、『1つのダイヤ型を5ピースに分けてインレイしても皆には1ピースにしか見えない』という位の自信はある。マイクロスコープ(顕微鏡)で見たら分かっちゃうと思うけど…。
この精密さがプレイアビリティーには大変重要だと思う。自分のものは世界最高水準のものであるという確信がある。
 自分はデルリンキャップも全部自分で作る。なぜかというと、自分のはピンもオリジナルの12山だから、キャップも全部自分で作らないと合わないんだ。キャップトップの文字もなかなか洒落てると思う…、もちろんCNCを使うけど、パンタグラフでもできる、というか、パンタグラフはもともとそういう図型を描くための物なんだ。ただキューメーカーがインレイを作るのに使っているので、この世界ではインレイマシーンとして見られているだけなんだけどね。
CNCは自分にとって必要な道具で、コンピューター上に画像を残すこと、作ってみてダメなら変更できること、精密さがあること、と良いことだらけのように見える。
 『パーツを買う』なんてことは絶対にあり得ない、というのは自分のオリジナルテイスト(味)が失われてしまうから。全てのパーツがピシッとフィットしているのが自分のキューだね。これはあまり薦めることではないけれど、自分のキューはピンを2/3位シャフトに入れた状態でも違和感なくプレイできると思う。そのぐらいタイトだね。ネジ山にも工夫がしてあり、シャフトのメスネジが削られる構造にはなっていない。遊びがあるピンはどうしてもキツく締める為ネジが抜けたりシャフトが緩くなるけど、自分のものは今まで1本もそんなことはない。今までに曲がってしまった物は2本あるけれど、どちらも車に入れっぱなしだったから…。ここフロリダでトランクに入れっぱなしなら、まぁ、曲がるのが普通だね。
今年の製作予定本数は多分14本。9月末までにファンシーキューを2本、その後プレイヤー用のキューを6本程作ると思う。是非日本のトーナメントプレイヤーに使ってもらいたい。きっと気に入ると思う。
日本での評価は自分にとってとても大切なので、感想をもらえれば大変有難いよ。
Lucky、日本の皆によろしく伝えてくれ。Lucky's ladiesにもね。また会えるのを楽しみにしているから。
(2006.4 Captain Bob)

Lucky's Cue International